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第3話:がくえんふうけい1

ナレーション「人間、魔法使い、エルフ、獣人、etc―――」

ナレーション「ありとあらゆる種族が共存するようになった世界。」

ナレーション「これは、そんな世界で、とある学園に集まった者たちの、とある物語。」


タイトルコール「」

01:コウヤとハルトの場合

ハルト「お、コウヤ!おはよう!」

コウヤ「ハルト……おはよう」

ハルト「今日は実技だよな!俺やってみたいことがあるんだ」

コウヤ「……一応聞いておくけど、どんなこと?」

ハルト「曇らせることなく雨を降らせたい」

コウヤ「無理だね」

ハルト「はやっ!!」

コウヤ「原理からしておかしいでしょ、雲がないのに雨が降るとか……」

ハルト「いやでも、あらゆる物理法則や原理を超えて顕現するのが「バディの能力」じゃん!」

コウヤ「だとしても、まだ早いよ。思うとおりに天候を操れることもまだ稀なのに」

ハルト「あー…やっぱそうだよなー……くっ、せっかくのバディ能力、もっと生かしたいぜ……!」

コウヤ「……ハルトは、いつもそれだよね。別にかまわないけど」

ハルト「あったりまえだろ!この能力を完璧に使いこなせるようになって、雨の降らない地域に恵みの雨をもたらしたり、雨が続く場所を太陽の光ではらしたりするのが俺の夢だからな!」

コウヤ「あっそ」

ハルト「コウヤには夢はないのか?」

コウヤ「別に……今は自分のできることを少しずつ延ばして、少しでも認めてもらえたら……」

ハルト「認める?」

コウヤ「っ、なんでもない!とにかく、身の丈にあったところから頑張ればいいんじゃないって話!」
 

02:蒼朱とトキアの場合

 

​【未執筆】

 

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