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第2話:じこしょうかい

ナレーション「人間、魔法使い、エルフ、獣人、etc―――」

ナレーション「ありとあらゆる種族が共存するようになった世界。」

ナレーション「これは、そんな世界で、とある学園に集まった者たちの、とある物語。」


タイトルコール「」

トキア「そういえば、ちゃんと自己紹介もしてなかったわねぇ?せっかくクラスメイト?みたいだし自己紹介くらいしておきましょうよ」

ハルト「おっ、いいなそれ!せっかくだからそこの人も起こそうぜ」

SE:揺さぶる

セルニー「……なんですか」

ミコト「クラスメイトに自己紹介するんだって」

セルニー「なるほど……わかりました」

ハルト「おっ、起きたな?じゃあ俺から行くぜ!」

ハルト「俺は天月陽人!これからよろしくな!で、俺のバディが……」

コウヤ「風見です、よろしく。」

ハルト「って、苗字のみかよ!」

トキア「せっかくだからファーストネームも教えて頂戴」

コウヤ「……コウヤだよ、鳳凰の鳳に深夜の夜。」

ミスティ「ホウオウ……?シンヤ……?」

コウヤ「……うん、わかんなかったら、ひらがなでいいから」

ハルト「気軽にコウヤって呼んでやってくれよ!」

コウヤ「いや、風見で良いんだけど……」

ハルト「いーからいーから。で、俺らの能力は<天候を操る>!」

コウヤ「雨降らせたり、雪降らせたりね。まだ安定してないけど」

トキア「次はあたしね。あたしはトキアよ。よろしくね。ほら次、蒼ちゃん」

蒼「うみゅは、蒼だよぉ。ええと……魔法なら得意だよぉ」

トキア「蒼ちゃんは魔法使いなのよね。私と蒼ちゃんの能力は<時を止める>こと」

蒼「時間を止めて移動したり出来るよぉ」

ミスティ「へぇ……なかなか面白そうな能力。」

トキア「じゃあ次は、あなたね」

ミスティ「アタシ?アタシはミスティ。ミスティ・エリュテイアよ。好きなものは金と権力。嫌いなのは弱いやつかな」

まひろ「耳も胸も本物の一級品です。羨ましい限りで」

ミスティ「そういうどーでも良い情報はいらないから。ほら、あんたも自己紹介」

まひろ「井上まひろです。普通の人間です。普通の人間です。」

ハルト「何故2回言ったんだ」

まひろ「重要なことだからです!!」

ミスティ「はは、ははは……一応私たちの能力は<任意の相手との意識の交換>って言われたかな」

まひろ「半径3m位の相手となら意識を交換できます頑張れば」

トキア「なかなか凄い能力じゃない!じゃあ、最後はあなたたちね」

ミコト「あー……僕の名前はマキミコト。集団行動得意じゃないから、みんな勝手に仲良くやっててよ」

トキア「あらつれない。せっかくなんだから、仲良くしましょうよ。バディの方は?」

セルニー「僕はセルニーと言います、セルニー・ファーゼライナ。お見知りおきを。」

トキア「あら紳士的。素敵だわぁ」

セルニー「ご謙遜を。トキアさんも充分素敵ですよ」

ミコト「あんま真に受けないほうがいいよ、外面キングだから」

セルニー「はは。ひどいですね。コミュ障発揮しているよりましでしょう?」

セルニー「ああ、僕たちの能力は<魔法・超能力の無効化>です。残念ながら、バディ能力の無効化まではいたっていませんが」

コウヤ「へぇ……そんな能力もあるんだ……」

セルニー「発動しているのか否かがわかりにくいという欠点はありますが」

ミコト「使い道もよくわからないよね……」

蒼「でも……無効化されたら、魔法使いはこまるよぉ」

ハルト「はは。ともかく!これからよろしくな!」

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