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第7話:セルニー&ミコト

ナレーション「人間、魔法使い、エルフ、獣人、etc―――」

ナレーション「ありとあらゆる種族が共存するようになった世界。」

ナレーション「これは、そんな世界で、とある学園に集まった者たちの、とある物語。」


タイトルコール「」

01:ゆめにねがう

セルニー母「ごほっ、ごほっ」

セルニー「母さん!……大丈夫?」

セルニー母「あぁ、大丈夫よ。ちょっと咳が出たくらいで大げさねぇ」

セルニー「でも、顔色が悪いよ。……店番は僕に任せて、休んで」

セルニー母「そう?じゃあお願いしようかねぇ」

セルニー「うん、任せて」

セルニー(母さんの病。母さんは大丈夫だって言うけど、早く治してあげたい)

セルニー(そのために、できることなら何でもする。)

セルニー(そう、何でも―――)

 


02:であいのきおく

ミコト「セイヨウオトギリソウと、ニガヨモギの粉末、月桂樹の葉の粉末……月光石の欠片」

ミコト「ううん、相変わらず難解だ……とりあえずこの店なら揃いそうかな」

SE:カランコロン

セルニー「いらっしゃいませ。雑貨・ファーゼライナへようこそ」

ミコト「えっと、こんにちは……」

ミコト(この店にくるのは初めてじゃないけど、今日は男の人が店番をしてる。いつもは優しそうな女性なのに、珍しい)

セルニー「何かお探しですか?」

ミコト「あっ、その、このリストにあるものを……」

セルニー「あぁ、この内容ならこっちのコーナーに……」

SE:ばちっ

セルニー「え?」

ミコト「え?」

ミコト(なんだ、今の……?大きい静電気みたいな……)

セルニー(静電気が起きるような季節じゃないのに、今のは……?)

セルニー(それに、彼が入ってきてから感じる、どこか懐かしいような、安心するような感覚。これは一体……)

ミコト・セルニー「「あのっ」」

ミコト「あ、すみません、お先にどうぞ」

セルニー「いえいえ、こちらこそ。どうぞ続けてください」

ミコト「えっと、じゃあ……あの、僕とどこかで会ったこと、ありますか……?」

セルニー「奇遇ですね、僕も同じことを聞こうと思っていたんですよ。」

セルニー「しかし、そう聞いてくるということはそちらも特に覚えはなさそうですね」

先生「あらあらあら?」

先生「おやおやおや?」

ミコト・セルニー「「っ!?」」

先生「どうやら貴重な瞬間に立ち会ってしまったようですね?」

先生「そう!"バディ"が出会う瞬間に!」

ミコト「ば、ばでぃ?」

セルニー「

【以降未執筆】

 

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